警備会社
◆職業全般について
道央地区の小規模(40人程度)な警備会社です。おもに地元の交通警備やイベントなどの雑踏警備を実施します。条件は固定制の月給制で手取り15万程度か変動制で時給の積み上げで月給支給か選択できます。一般的に入札関係で冬場2月から5月まで仕事が少ないので、変動制で、この期間以外でしっかり稼ぐ働き方も有効です。また、基本定年がないような職種で、年齢に応じて勤務回数を減らすなど意外と融通が利く業種です。いずれにしても昔は警備員の地位が低かったですが最近は警備員が足りなくて仕事が止まる時代で大事されてきています。
◆日々の仕事内容
時間的には8時ごろから17時ごろまでの明るいうちに仕事が終了することが多い。現場によっては移動で1時間ほどかかるところもあるので変動はします。ただ直行直帰が認められることが多いのでそこは極めて楽に仕事ができます。入社したならば、当初3日間座学的なこと実技的なことを学びます。それからの現場での誘導などにあたります。雑踏警備はイベントや混雑するスーパーなどの駐車場誘導を実施します。ここは混雑が予想される時期に配置されることが多いです。
◆実施上の率直な感想
当初は先輩の指導を受けつつ順調に実施できました。交通警備は主婦や学生でも誘導しているのを見るので誰でもすぐできると思っていましたが、見ているのとは異なり難しいです。特に冬の道路わきの排雪作業時は、バケットやダンプの動き、踏切がり信号があり脇道があり歩行者がいるなど、パニックになりそうでうろうろして、迷惑をかけることがありました。あと、私はトイレが近いので現場についたら、トイレのある場所を常に確認していました。女性警備員や高齢警備員も多いので会社でも現場のトイレ位置を把握しております。一般的に建設会社の荒い人との仕事も多いのですが慣れると一体感を持ってできるので、中隊での一般訓練のようにみんなでやるべきことをやる自衛官としてはなじみやすい職場が多いと思います。
◆ワンポイント
基本立ち仕事が多くなるので健康管理、特に足腰は丈夫な方が良いです。特に、警衛の立哨のように忍耐力を要しますが休憩もありますし、肉体的に走り回るほどの過酷なことはないので自衛官の定年者で70歳以上の方も多くいるので大丈夫と思います。なかには、元自衛官でプライドの高い方は、生活保護を受給者と一緒に働けないとか、建設会社の方と口論したりしたとのこともよく耳にします。そこは、仕事ですから!